昨秋、南房総で買ってきた桔梗と秋明菊。
和のイメージが強いこのようなお花を、わが家のベランダに植えることは、なかったのですが、
年齢的なものか、季節が選ばせたのか、インスタグラムでの素敵なあしらいを見たからか、
珍しくこのふたつを持ち帰りました。
涼しげに、ちょっと哀愁を感じさせて、美しく咲いていたのですが、そのうちに花はおわってしまいました。
処分しようと手に取ると、カードの「宿根草」が目に入り、、、まだ命が続くものを捨てるのはかわいそうと(ガーデニングあるあるですよね💧)、空いていた、おおよそこれらの花に似合わないイタリアの素焼きの鉢に植え替えて、ベランダの隅っこに置いておきました。
それが、先日気が付けば、桔梗に蕾ができていて、数日後、目を見張るような鮮やかな紫の花が開きました。
ここは、我が家の財のエリア。財のエリアに相性の良い紫色!
とても私を喜ばせてくれました。(*^_^*)
師匠のマークによると、ここは「3本の紫色の風車」が良いとのことでしたので、以前から風車用のプランターとしており、実は向こう側には風車が。
なぜ3本なのか、私には?なのですが、「なぜ、なぜと聞くことなかれ」と実行しております。笑
皆さんも試してみますか? 豊かさが手に入ったらぜひご一報ください!
桔梗の思い出をひとつ
桔梗を見ると、亡き母の部屋の障子に、庭の桔梗の影が映って、「きれいだね~」とふたりで見たことを思い出します。
うちのベランダの桔梗のように短いものでなく、すらっと伸びた数本が、風にやさしく揺れる影は、とても美しい影絵でした。
「みんなに迷惑をかけるから」と、晩年はリビングやダイニングにはいかず、ほとんど部屋に籠もっていた母。
「お父さんが広い部屋を遺してくれて、ありがたい」と、何度も言っていました。
桔梗が咲く季節は、そんな母の、少しは慰めになっただろうかと、
この花を見るたび、自分の親不孝さに向き合うことになるのです。
0コメント