昨年、娘が嫁に行き、
今年からはもうお雛様を出さなくていい。
と、31年続いた出し入れに、肩の荷が下りたような軽さを感じていました。
我が家のお雛様は三人官女までの計5体。
立派な黒塗りの台やお道具などは、すでにずーっと前から出しておらず、人形のみサイドボードにちょこんと、ひな祭りまでの2週間ほど飾っていました。
それでも、押し入れの大きな箱の一番下から出してきたり、また人形は仕舞うのに気を配らなければならないなど、それなりに大変で。
大きなおうちのお座敷にで~~んと飾られているならともかく、マンションリビングのサイドボード上に見るからに窮屈そうなのですが、娘の健やかな成長と嫁入りを願って買ってくれた父を思い出すことでもありました。
昨日まさかの夫から、「今年はひな人形飾らないのー?」の言葉。
いいんじゃない?とは言ったものの、
同じく昨年娘が嫁いだ友人に聞いてみたら、「もう出さないつもりで、昨年のひな祭りに娘と記念写真を撮った」とのこと。なんと段取りのいい!
ネット検索してみたら、
〇嫁いだ娘に持たせる (あまり聞いたことがないなあ)
〇親が娘の健康を願って飾る
〇処分する
など。
そして処分はなるべく避けたい、とも。
で、結局あと2~3日ではありますが、1年ぶりに箱から出ていただいて、外の空気に触れていただこうと、ピアノ上に先ほど並んでいただきました。
そして、昨年嫁いだお礼と、今後も健康に過ごせるようにと祈りました。
お陰様です。ひな人形のおかげさまです。父の思いのおかげさまです。
そんな気持ちが起こってきましたよ。
季節の行事は、家にその季節の旬(エネルギー)を取り込む意味でも行ないたく、
ひな人形は飾らなくても、桃の花を飾ったり、ちらし寿司を作って食べたりすると良いと思います。
0コメント