帰郷
こんにちは、風水コンサルタントの戸崎リカコです
連休は奈良、京都、金沢と移動しました。
京都から金沢に入るのはとても久しぶりのことで、琵琶湖や水田、白鷺、青々した樹木、白山とずっと車窓から目が離せませんでした。
名古屋から金沢に帰郷していたころの記憶がよみがえりました。
小松から今は亡き父が、私が乗っている電車の時間に合わせて乗ってきたことは忘れられません。父のサプライズでした。私は先頭車両に小さな娘といて、父は最後尾の車両からずっと探しながら歩いてきたのでした。この時、私は知らされていなかったのですが、父の病状はすすんでいて、かなりきつかったようです。それでも元気に会話できたのは、この時の帰郷が最後で、それから2か月ほどで父は亡くなってしまいました。私はまだ20代で、突然のことに、名古屋ー金沢間を声があがるほど泣き続け帰ったことを思い出します。
そんなわけで、この線はセンチメンタルにならざるおえないのですが、それでも車窓からの風景は懐かしく美しかったです。
日々の慌ただしさと、前を向くことを意識するばかりに、どこかにしまいこんだ思い出を、こうして掘り出されるのも悪くないです。
0コメント