今月も最終日。
あっという間に1月が駆け抜けました。
明日は少し気温が上がるようですので、春が感じられるかもしれません。
今月、実にいろいろありました。良いことも、そうでないことも。
良いこと悪いことは、そのモノゴト自体にあるのではなく、それを受け取る側の都合で感じること。
だとは知っていても、「この世は修行」という言葉がチラつくここ最近でした。
今『植物のスピリット・メディスン』を読んでいますが、その中のひとりのシャーマンの言葉「わたしたちは、ただ味わうだけ」自分に起こる様々なものごとを、です。
この本で、私達の生活に植物に頼らないものは何もないことを再認識させられました。
食物(私たちの肉食もそのエサは植物)・衣服・住宅・水・・・
「自然に感謝の気持ちを忘れてはならない」とは、これまでも何度も確認させられましたが、
改めて、改めて自然や植物に頼らなければ、何も持たない、何もできない自分たちの小ささを思い、その領域を侵すことなど自分で自分の首を絞めるに等しい行為だと知りました。
すでに遅いくらいですが、もう山を崩してはいけない。川を埋めてはいけない。空気を汚してはならない。水を汚してはならない。。
ある自然豊かな島に、観光に便利な道路を通しただけで、風通しができてバランスが崩れ、温湿度が変わり、たくさんの動植物や微生物が消えてゆく番組を見たこともあります。
それから、アスファルトが敷かれているその場所にはたくさんの生命があったのです。
ブルドーザーで掘り起こす土の中にも、たくさんの命がいます。
神が創造された自然は絶妙なバランスで調和し生息している。
私達は自然が大好きで、古来日本では山も海も岩も樹も、神として崇めてきた民なのに、なんで簡単にその領域を侵してしまったのでしょう。
寒さで縮こまった身体に、重くのし掛かる本ですが、
一方で、植物の寛大さと友情に、心から感謝したいと思います。
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