前回のブログで「母親とはトレーニング中の天使である」の言葉をあげました。
これは自分を励ます言葉としてあげたのですが、
その日私の母がトレーニングを修了し天に帰って行きました。
年に1度か2度しか実家に戻らず、高齢になった母と玄関で別れるたびに、これが最後かもしれないと思うようになって10年ほどでしょうか。。
母を見送っても、実感がなく、涙もそれほどは出ず、まだ母の部屋にちょこんと少しさみしげに座っているような気がします。
不思議なことに、実家に帰って動かない母の横にいても、寂しいとか悲しい感情よりも、母が傍らにいる安心感のような温かさえ感じて私は落ち着いていました。
そしてこんな時しか会わなくなった、叔父や叔母や従妹らと久しぶりに会話し盛り上がったりしていました。
そんな話を母もニコニコ聞いていたと思います。
親は死をもって最後の教えを子に与えると聞きました。
父の時も、義父の時も、それはそれは大きな教えがありました。
母は何を教えてくれるだろうと、あれから毎日思っています。
出来れば、お墓に入る前に会いに来てくれないかな。
普通の会話がしたいです。
帰宅時、新幹線の中からの立山連峰。今回も素晴らしい眺めでした。
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